近年ハーレーダビッドソンオーナーは増加していますが、男女問わずに人気が高いのはスポーツスターファミリーです。ハーレーダビッドソンといえば、重厚感のあるバイクを想像するかもしれないですが、スポーツスターはレースで勝つことを目的に開発、研究、改良されてきた歴史を持ち、ビックツインといわれる他のファミリーとは全く別の進化を遂げてきたファミリーです。
他のファミリーと比較して、軽量、コンパクト、小排気量、値段が手ごろということがあり、ハーレーのエントリーモデルとか女性が乗る為のハーレーなどと言われたこともありますが、全くそんなことはありません。軽量、コンパクトゆえに万人が取り扱いやすく、小排気量といっても、峠道やストップ&ゴーの多い日本の交通事情においてはマッチしていて、近距離でも気軽にのれる軽快さがあります。
排気量も883ccと1200ccの二つがあり(昔は1000ccだけだった)、車種も豊富で、足付きを良くしたローダウンモデル、チョッパーモデル、ビンテージ風モデル、ツーリングモデルなど、より自分のスタイルにあった選択が可能となっています。
他のファミリーとは異なる進化を遂げてきたとはいえ、やはり乗り味はハーレーで、鼓動感、排気音はしっかりと体感できます。歴史も深く、男女問わず乗りやすく人気で、カスタムベースとしてもいいスポーツスターは懐の深い優れたバイクだといえるでしょう。